任意整理とは、弁護士が仲介役になって債権者と交渉し、元本返済を条件に利息減免を約束する債務整理の方法です。

 

利率が高い消費者金融などの借金の場合、利息がなくなるだけで完済までの道のりは大いに楽になるメリットがあります。

 

 

任意整理の手続きと流れ

 

知りたい任意整理の手順について

 

任意整理の手続は、弁護士が任意整理を受任した通知を消費者金融や信販会社に送付することから始まります。

 

この通知を送ると、督促がストップするだけでなく、返済も一時的にストップするのです。

 

 

今まで返済に悩み続けていたのに、返済がなくなってしまうのでちょっと不思議な気分になるかもしれません。

 

利息免除に向けて交渉します

 

この通知を消費者金融や信販会社にすると、次に弁護士は交渉を開始します。

 

弁護士が手掛ける任意整理は、たいてい元本返済を条件として利息を免除するというものです。

 

この「標準的な着地点」に向けて弁護士が交渉をしてくれます。

 

大手の消費者金融や信販会社はこの手の交渉に慣れていますし、下手に断って自己破産をされるより、元本だけでも回収した方がいいと判断することがほとんどです。

 

そのため、特に問題なくこの交渉は成立します。

 

最後に「和解調書」を作成します

 

そして、交渉が設立すると最後に「和解調書」という契約書のような書類を作ります。

 

この「調書」は今までの契約を変更することを債権者と債務者が合意したという事実を証明する書類です。お互いに実印を押して成立します。

 

そして、この和解内容に基づいて元本だけの返済をスタートし、完済と同時に利息支払が免除されるのです。

 

比較的スピーディーな債務整理

 

比較的短期間で終わる借金整理

 

このように多くの場合、任意整理の交渉はあまり時間がかかりません。

 

あれこれ交渉しても無駄ですし、あらかじめ一つの着地点が決まっているわけですから、それを有利に変更しようとしてもできるものではありません。

 

プロ対プロの交渉ですから、その辺りの「あうんの呼吸」的なものはあるのです。

 

そのため、債務整理を依頼したと思ったら、すぐに終了したと連絡があったという話をよく聞くのです。

 

2か月から4か月で終わります

 

任意整理は、実際には2か月から4か月程度で終わるようです。

 

整理対象の消費者金融や信販会社が多いと手間がかかり、調整の時間がもう少し必要なようですが、長期化することはありません。

 

このスピーディーさも任意整理の一つのメリットであり、一体どうなるんだろうという不安を長引かせない安心感があります。

 

債務整理をお願いすることは一つの大きな決断です。早く終わってスッキリしたいですよね。

 

利息免除で元本返済というパターンがほとんど

 

そして、最後に作成する和解調書には、3年間で元本相当額を分割弁済し、それを条件に利息を全額免除するという文言でまとまっています。

 

後は、3年間頑張って返済するだけです。

 

思い切って弁護士にお願いしてよかったと感じる瞬間ではないでしょうか。

 

任意整理ができない場合もあります

 

こんな時は任意整理できないのか

 

もっとも、債務整理の相談をするすべての人が任意整理をできるとは限りません。任意整理には二つの壁があります。

 

もっとも、任意整理が難しければ最初から弁護士が別の債務整理の方法を提案してくれるはずです。

 

つまり、いったんスタートしたら間違いなく任意整理は成功します。

 

元本が返せないと無理

 

まず一つ目の壁として、元本が返済できなければ任意整理の交渉はできません。

 

先ほど述べたように任意整理は一つの着地点が決まっており、それを外れた交渉はできないのです。

 

元本が返済できなければ、任意整理の着地点に達することができません。そのため任意整理はできないのです。

 

相手が強硬だと無理

 

消費者金融も信販会社もたいてい任意整理に応じてくれます。

 

面倒なことに労力を使うより、元本返済さえしてくれれば損失は発生しないからです。

 

しかし、消費者金融の中には徹底抗戦してくる業者もあります。

 

「任意」である以上、このような消費者金融はどうしようもありません。

 

ただ、債務整理を多く手掛けている弁護士はこのような業者を知っていますから、最初から任意整理の交渉をしないでしょう。

 

相談から始まる人生再出発

 

まず現状を伝えて最適な解決法を聞く

 

このように任意整理には、今までの自分の悩みが一気に消滅する可能性を秘めています。

 

しかし、自分だけで悩んでいては何も始まらないでしょう。

 

 

まず債務整理を得意とする弁護士に自分の状況を説明し、その上でどうすべきかを判断していただくことが大切です。

 

最初から任意整理だと思い込むのではなく、全て判断を任せるという気持ちが必要でしょう。

 

一人で悩んでも始まらない

 

借金が多くなると、誰にも内緒にしたくなることから、一人で悩みを抱え込んでしまいがちです

 

しかし、残念ながらそれでは何も解決しませんし、利息の支払だけで肝心な元本返済は進みません。現状を打開するためには自分で行動を起こすことが大切です。

 

夢にまで見た「完済」が実現します

 

任意整理の交渉がまとまり、和解調書を見ると返済スケジュールが記載されています。

 

このスケジュールに基づいて返済すれば完済なのです。

 

この「完済」というゴールを実現するためにも早めに弁護士への相談をお勧めします。

借金減額の方法、返済に困った時の対策はこちらのページをご確認ください。借金問題の対策を紹介しています。

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